正確性が求められる検品作業
工場での仕事は、製品を作るだけではありません。でき上がった製品に問題がないか、求められている基準をクリアできているかどうかを確認する、検品の仕事もあります。その検品の仕事は基本的に、工場のラインの最終段階で、製品のテストを行います。テストの内容は、機械製品のボタンをひと通り押して問題なく稼働するかを確かめたり、食品のパッケージに穴が開いていないかを手で触って確認したりするなど、工場や製品によって様々です。
複数のテストが必要な場合は、効率化のためにそのテストを分割する工場がほとんどです。そのため、ひとりが担当する作業は単純なものになりやすいので、誰でも行えることが多いです。そして、検品の仕事では、スピードはもちろん、問題があったり、基準以下だったりする製品を出荷してしまわないよう、正確性も必要とされます。
クライアントと現場を繋ぐ品質管理の仕事
工場で、製品を作る作業以外の仕事には、品質管理もあります。工場では、クライアントが求めている基準を満たした製品を作ることが必須です。そして、製品が基準を下回ることがないよう管理をするのが、品質管理の仕事です。もし、製品が基準を満たさなかった場合は、現場の作業員に指導を行います。また、クライアントから新しい要望が入って来た時に、それを現場に伝えるという役割もあります。つまり、クライアントと工場の現場を繋ぐ仕事と言うわけです。さらに、納品した製品に問題があり、クライアントからクレームが入った時に対応をするのも、品質管理の仕事のひとつです。したがって、ただ製品の仕上がりを確かめるだけでなく、幅広い業務を担当することとなります。